日焼け止めを塗ったら、クレンジングが必須な理由_スキンケア大学

日焼け止めを塗ったら、クレンジングが必須な理由

紫外線防止数値が高いほど肌に負担をかける

比較してみると、
紫外線吸収剤は散乱剤に比べるとテクスチャーがよいというメリットはありますが、紫外線防止効果が弱く、しかも化学反応を利用した防止なので、かゆみや肌荒れなどアレルギー反応を起こしやすいとされています。一方、
紫外線散乱剤の代表成分である「酸化チタン」や「酸化亜鉛」はUVA波、UVB波ともに効果的ですが成分自体が白色なのでつけることによって白浮きするという難点と、粉末状なので毛穴を詰まらせるというデメリットがあります。

ちなみに最高数値のSPF50くらいになると、滑らかなテクスチャーがメリットの吸収剤と防止効果の高い錯乱剤の双方のメリットを活かした処方で製品づくりされている場合が多いといわれています。

また、しっとりタイプ・サラサラタイプと称されているものには油分やシリコン系の成分で調整されているものもありますので、一般的には、日焼け止めを使った後はしっかりクレンジングをすることをおすすめします。

日焼け止めのクレンジングとは？

日焼け止め製品には、さまざまなタイプがあり「水で落ちる」「クレンジング不要」「専用クレンジングを使う」など注意書きが表記されています。しかし、クレンジング不要と記載されていても、基本的には日焼け止めは汗に強いウォータープルーフ（防水）のものが多いので、クレンジングは必須と考えていたほうがよいと思います。通常洗顔した後、ベタつき感が肌に残っているようであれば日焼け止めが肌に残っている可能性があります。

日焼け止め専用のクレンジングというものもありますが、一般には市販のオイルクレンジングでOKです。肌に適量をつけ、日焼け止めとクレンジングオイルをなじませるようにマッサージして、しっかり日焼け止めを洗い流してから洗顔料でダブル洗顔します。

最近では、美容オイルを主体にした良質のクレンジングオイルが出回っているので、日焼け止めを利用している人にはおすすめです。メンズ用のクレンジングオイルの中には、気になる皮脂分も落とせる機能が付随しているアイテムもあるので、脂性肌の方には最適と言えるでしょう。