2015年11月12日 星期四

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.11(2011年5月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.11(2011年5月号掲載記事)_beasup

化粧品が原因でない、かゆい・しみる・湿疹などで敏感肌の判断を


11


日本中が“総敏感”化!?

本当の敏感肌を知って 春になると、なぜかお肌が敏感に傾く人が多いようです。化粧品選びにも困ってしまいますね。今回は、敏感肌について考えてみましょう。

半分以上の女性が、自分を敏感肌だと思っていると言われています。
でも、本当は敏感ではないのにそう思っている“思い込み敏感肌”の人も、実際は多いよう。敏感肌をタイプ別に見てみましょう。
極端な乾燥肌、もしくはアレルギー体質。これらの人は、普通の人が感じないような外的刺激にも反応してしまうので、敏感肌になります。
②スキンケアが合っていないために肌荒れを起こし、それに気付かずに敏感肌だと思っている。
③肌荒れともいえない、ささいなカサつきなどを気にして、敏感だと思っている。

この中で、①だけが本当の敏感肌です。乾燥肌の人は表面の角質層が乱れ、外的刺激を受けやすくなります。また、アレルギー体質の人は、ホコリや花粉などの身近なものに反応し、敏感肌になります。
②は、いわば“自作の”敏感肌ですが、実はこのタイプが非常に多いようです。
③の、目に見えないほどの小さな湿疹や、ニキビなどを指して“肌荒れ”という人もいますが、指で触ると少しプツプツするくらいは、誰でも時々あるもの。ささいなものも気になるという人もいますが、あまりに軽微なものの場合、皮膚科で治療することも難しいものです。

自作、自称の敏感肌?
それとも、真の敏感肌?

自分が敏感肌かどうかを考える前に、まず敏感肌とはどんな肌を指すのかについて考えてみましょう。
思い当たる原因もないのに、頬のあたりがかゆくなる・化粧品が時々しみる・プツッと湿疹ができる、などが敏感肌の症状です。ニキビは、敏感肌には含まれません。敏感肌の症状は、生理前・疲れた時・季節の変わり目などに、悪化する傾向が。

スキンケアが正しくできているかを考えてみましょう。オイルクレンジングで強く洗っている・ふき取り化粧水を使っている・強い日焼け止め下地を毎日使っている・強いマッサージをしている、などの人は、②の“自作の敏感肌”かもしれません。

また、自分では肌に「何かできている」と思っても、人から見て分からない程度のものの場合、③の“自称敏感肌”タイプかもしれません。

①の本当の敏感肌(生まれつきの敏感肌)の可能性があります。
①であれば、まずは保湿が大切。
セラミド配合の保湿美容液などで、肌の水分を高めましょう。クレンジングは、クリームかジェルタイプで優しく行うのがオススメです。それでもかゆみが治まらない場合は、皮膚科を受診して下さい。体の中からも調子を整えるために、早寝早起きが大切です。食事では、甘いものや刺激物を控え、ビタミン豊富な緑黄色野菜を摂るように心がけましょう。

解決策1まずは化粧品に原因がないかチェックを
解決策2本当の敏感肌なら保湿を徹底して
解決策3生活リズムや食べ物にも気を配ること

沒有留言:

張貼留言