2016年1月1日 星期五

脂性肌のクレンジング・洗顔方法_脂性肌のお手入れ_スキンケア大学

脂性肌のクレンジング・洗顔方法_脂性肌のお手入れ_スキンケア大学
 
図1 見た目もお化粧の持ちもあまりよくない脂性肌

脂性肌とはどんな肌?

オイリースキンとも呼ばれ、皮脂分泌が過剰な肌のことを脂性肌といいます。化粧崩れしやすく、テカリやベタつきが目立ちます。
通常お肌は皮脂と汗などの分泌物が乳化し皮脂膜となり、表面を覆って天然のクリームとして水分の蒸発を防ぐとともに、様々な刺激からお肌を守る役割をしていますが、脂性肌はこの皮脂の分泌がなんらかの原因で過剰になっている状態です。
過剰な皮脂が肌の上に乗っていることから空気中の汚れを吸着しやすく、雑菌が増殖しやすい肌環境にあり、ニキビや吹き出物、毛穴の黒ずみなどのトラブルを招きやすい傾向にあります。
また、一般にオイリーなのはTゾーンという印象が強いと思いますが、加齢とともにUゾーンの皮脂分泌が増え、あごの部分のニキビ(俗に言う大人ニキビ)に悩む脂性肌の方も多いようです。

図2 TゾーンとUゾーンは皮脂の分泌が活発なところ

オイリー肌の原因

オイリー肌の原因としては、遺伝的なものもあると言われていますが、ストレスや睡眠不足により交感神経が刺激され、皮脂分泌に影響を及ぼす男性ホルモンの分泌が高まることが大きいです。

図3 男性ホルモンの刺激により皮脂の分泌が盛んになる
その他、食事の面では脂肪分のとりすぎは脂性肌を加速させます。特に脂肪分の多いチョコレートやナッツ類、揚げ物などは控えめにしましょう。 ただ、個人差があるのでそういった食事をしても影響が無い人もいます。自分のお肌と食事の関係をよく観察してみて下さい。
また、洗顔のしすぎや間違った洗顔方法などによって肌の表皮が傷つくと、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥します。それを防ごうとして普段より多く脂がでてしまい、脂性肌になっている場合もあります。抑制するには、適度に水分が保たれた健康な肌をキープすることがとても大切になってきます。

クレンジング

皮脂が多いと汚れも付着しやすくなり、菌が増殖していることも考えられますので、しっかりと落とすことが大切です。肌への負担になるメイクも、夜22時までに落とすことが理想です。
クレンジング剤ですが、しっかり皮脂を落としたいがためにオイルタイプのものを選びがちですが、皮脂の取り過ぎはやはり肌へのダメ―ジになりますので、クリームタイプかミルクタイプのものを選ぶようにしましょう。

洗顔料

洗顔料は、固形石鹸の方がクリーム状の洗顔料よりも添加物が少なくておすすめです。また、皮脂や汚れをよく落とすというキャッチコピーで「スクラブ入り」や「メンソール入り」、「パウダー系」の洗顔フォームがよく市販されていますが、スクラブでむやみやたらに力を入れて洗顔すると肌を傷つける恐れがありますし、メンソール入りのものは、スースーして気持ちがよいかもしれませんが、顔についた水分が蒸発するときに肌内部の必要な水分も一緒に蒸発してしまい、肌の乾燥を招きますので注意してください。
ただし、皮脂や汚れが肌に残ってしまうと、時間の経過によって酸化し、肌あれや老化のもとになりますので、汚れはしっかりと落としましょう。

洗顔方法

脂性肌の人は、しっかり皮脂を落とそうと、つい強い洗浄力のクレンジング剤や洗顔料で、過剰に洗ってしまいがちですが、乾燥している部分の必要な脂まで取り去ってしまうことになりますから、気になるTゾーンやUゾーンだけに使用するなど、顔の中でも使い分けるようにしましょう。
また、肌を傷めるゴシゴシ洗いは厳禁です。脂性肌に限らず、正しい洗顔の基本は、洗顔料をきめ細かによく泡立てて優しく丁寧に洗うことです。皮膚を強く擦ると肌表面の角質が必要以上にはがれてしまいます。無理やり角質がはがされ、必要な油分までが取りさられたことでバリア機能が弱くなった肌は、保湿力も低下し、それを補うために、また皮脂を活発化させて肌を守ろうとしてしまうので、やさしく洗うように心がけましょう。
さらに石鹸の泡が残らないように、人肌ぐらいのぬるま湯でしっかりとすすぐのも効果的です。また、熱いお湯で洗うと必要な皮脂までが取りさられ、肌の乾燥を招きますので注意が必要です。そのときもゴシゴシこすらないようにして下さい。またタオルは清潔なものを使い、上から押さえるように優しく水分を吸収させましょう。
オイリー肌の人の中は、「こまめに洗顔」とばかりに1日に何度も顔を洗う人や、油取り紙で頻繁にお手入れしている方もいますが、肌を守る役割のある油分まで取り去ってしまっている人がいます。肌を乾燥させることにもなりかねませんから、あまりやりすぎないようにしましょう。皮脂本来の働きをするための皮脂量が足りないと、正常な肌の状態を保とうとする機能によって、かえって油分をたくさん分泌することになります。

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