2015年5月30日 星期六

[動物実験代替法]_SH test を用いた皮膚感作性評価における基礎的検討(鶴巻実香 Kose)


本研究では皮膚感作(皮膚アレル ギー)性試験の代替法の評価体系の確立を目的とし、
皮膚感作性試験の一つとして検討されてきた「SH test」についての基礎的検証、評価を行いました。 
SH test とは、細胞表面SH 基の変化比率で感作性の有無を判定する試験法で、皮膚感作の起きるメカ ニズムの中でもタンパク結合性を評価する方法であり、皮膚感作性の評価体系を構成する試験法の一 つになり得ると考えられています。

 <研究の背景>
皮膚感作は、複雑な生体プロセスを経て引き起こされるため、
単独の試験法での評価には限界があり、 複数の代替法の組み合わせが必要とされております。現在、ガイドライン化が進められている「h-CLA T」についても、異なる機序を評価可能な試験法との組み合わせが重要だと考えられています。
本研究 において、
>SH test を汎用性の高い試験法として確立するために
>他施設に導入する際の問題点を明ら かにし
その解決策を提示できたことは、意義のある一歩であると考えています。


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