2015年6月24日 星期三

知っておきたい!保湿のしくみと洗顔後のスキンケア_スキンケア大学

知っておきたい!保湿のしくみと洗顔後のスキンケア

知っていた?美肌の5つの定義

目で見て手で触れて実感できます。
(1)みずみずしいうるおいが感じられる
(2)顔色が良く、透明感がある
(3)シミがない
(4)ハリと弾力がある
(5)毛穴がひきしまっている

肌の2つの機能って?

(1)保湿機能
肌内部の水分を保持して肌のうるおいを保ちます。
(2)バリア機能
皮膚からの水分の蒸散を防ぎ、物理的・化学的
刺激から皮膚を守ります。
1ミクロンほどの角層細胞が15 ~20 層重なってできており(図1)図1:角層の電子顕微鏡画像
図1:角層の電子顕微鏡画像

状態の良い角層ってどういう状態?

(1)水結合分子(グリセリン天然保湿因子, NMF ; Natural Moisturizing Factor)が十分にあり適度な水分が保たれている
(2)セラミドなどの角質細胞間脂質の配列が良い
(3)皮脂膜の状態が良い
(4)角質剥離酵素が順調に働いている
(5) pH のバランスがとれている
皮膚の一番外側の角層は、厚さが20ミクロン 程度であり。
肌がうるおい、ハリ、なめらかさ、柔らかさを維持することができるのは、この角層の水分量が10 ~20 % のときです。
皮膚表面を美しくきれいに保つためには、「角層の柔軟性」を維持することが重要です。

角層の柔軟性を維持するためには?

そのためには“ 結合水” の存在が何にもまして重要です。角層中のグリセリンセリンプロリンピロリドンカルボン酸糖類などが水との結合により「角層が柔軟化」します。
角層中で水をしっかり結合させた状態を保つのが「水結合分子」です。
皮脂腺から全分泌された中性脂質 (トリグリセリド) => グリセリン+脂肪酸 :1)常在菌による分解
2)表皮角化細胞での角化に伴う脂質代謝によって生成されます。
肌がうるおっている状態ではおよそ1%のグリセリン溶液で覆われており。しかし、水結合分子が減少した角層では、保水力が低下して乾燥しやすくなります。冬の乾燥の時期には皮脂の分泌量が少ない女性は肌が乾燥しがちになります。また、水分の少ない角層は光の透過率も低くなり、肌の透明感が減少してしまいます。

お肌にとっての洗顔の重要性

美肌を保つためには洗顔と洗顔後のスキンケアは重要です。個人差はありますが、洗顔後は30 分ほどで角層水分量は戻り、1 時間ほどで元の皮脂量にもどります(図2)
洗顔後の角層水分量と皮脂量の回復時間
図2:洗顔後の角層水分量と皮脂量の回復時間
しかし、角層水分量は2時間経っても元の値まで戻らないので、洗顔後はグリセリンが5%~9%配合された化粧水でスキンケアしましょう。洗顔後にグリセリンが配合された化粧水でのスキンケアを毎日継続すると角層水分量が増加することにより(図3)、うるおいが保たれ、肌触りも良くなり、透明感もでてきます。
図3:洗顔後に化粧水を使用した場合と何もしな
い場合の1週間後の肌の角層水分量の違い
図3:洗顔後に化粧水を使用した場合と何もしな い場合の1週間後の肌の角層水分量の違い

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