2015年6月24日 星期三

美肌のための紫外線対策(1)肌に悪いのは、UVAよりもUVB_スキンケア大学

美肌のための紫外線対策(1)肌に悪いのは、UVAよりもUVB

紫外線の種類

UVB:290nm~320nm。UVA:320nm~400nm。(320nm~340nmのUVA-IIと340nm~400nmのUVA-I)
紫外線種類
図1 波長と放射照度

X線やγ線のように波長が短いほど生物への有害作用が強いので、日光中に含まれる肌に悪い波長はUVBです。
皮膚ダメージ:UVA-IIもUVBよりはその関与は1/1,000と小さいですが、UVBより5倍近く日光中に含まれているので無視できないのです(図1)。
UVA-IはUVBより10倍近く日光中に含まれていますが、UVBよりはその関与は1/10,000と小さく無視できる程度です(図1)。
UVBやUVA-IIが肌の表皮や真皮まで到達すると、それぞれがDNA傷害フリーラジカル活性酸素を発生させます:1)表皮_その修飾作用で生体分子を変性させ、光老化として主にシミや肌荒れ、表皮が厚くなる、きめが消失するなどの表皮の変化を引き起こします。
2)真皮_真皮にあるコラーゲンにも非生理的架橋を形成させ、シワができやすい硬い皮膚にしてしまうのです。

紫外線の種類別、肌に起こる影響

この図から、紫外線の種類によって肌に起こる影響が異なるのがわかります。
>肌が赤くなる紅斑、数日後から肌が黒くなる遅延型黒化、シミ、免疫機能低下も主にUVBで起こりUVA-IIでも若干起こります>肌がごわついた感じになる皮膚硬化はUVBとUVA-II、
>肌がすぐに一時的に黒くなる即時型黒化はUVA-Iを中心にUVA-IIにかけて起こります。
>シミはUVBを浴びすぎると数年後からできてきます。
作用スペクトル
図2:日光による皮膚ダメージの作用スペクトル

紫外線は皮膚のどこまで到達するの?

それでは、紫外線は皮膚のどこまで到達するのでしょうか?実は、人間の表皮は100µm~200µmほどの厚さで、真皮は1mm~2mmほどの厚さがあるので、ヒトではUVBもUVAも真皮の浅い部分までしか到達しません。
紫外線の皮膚への透過率
図3 紫外線の皮膚への透過率

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