2015年8月9日 星期日

お肌の5月病!そのメカニズムと対処法_スキンケア大学

お肌の5月病!そのメカニズムと対処法

ホルモンバランスと肌状態

5月病""
5月病の話しの前に、まずホルモンバランスと肌の関係について少しお話しします。女性は1ヶ月の間で生理周期と連動し、肌状態は変化しています。毎月決まったタイミングでニキビができたり、また別のタイミングでお化粧ノリの良さを感じるなど皆さんも実感していると思います。
それもこれもホルモンバランスと連動して皮脂量、そして外部からの異物の侵入を防ぎ、なおかつ肌内部の水分が外に逃げないように止めているバリア機能が変化しているのです。
図を見ていただくと分かるように生理後の1週間は卵胞ホルモン(女性ホルモン)がたくさん分泌され、それに伴ってバリア機能も高くなります。この時はキメが整い、化粧ノリの良さを感じるなど絶好調の時です。
逆に生理前1週間は卵胞ホルモンが減り、黄体ホルモン(男性ホルモン)が増えます。この時に肌荒れやニキビができやすく、黄体ホルモンが増えると皮脂量も増えるためテカりやすくなったりするのです。

お肌の5月病の正体

この季節に肌がトラブルを起こしやすいのも、生理周期と同じようにホルモンバランスが影響します。慣れない環境などで大きなストレスを受けると卵胞ホルモンが減少し、それに伴ってバリア機能が低下します。
バリア機能が低下すると、外部からのアレルギー物質やウィルスなどがブロックできなくなり肌内部に侵入し肌荒れを起こすのです。またバリア機能が低下すると、本来弱酸性の肌のPHは中性~アルカリ性にかたよります。
弱酸性の環境では大人しくしているニキビの原因アクネ菌も、中性~アルカリ性になると過剰に増殖しはじめて毛穴の中で炎症を起こしてニキビができるのです。

お肌の5月病対策は?

では、そんな肌の5月病対策どうすれば良いのか。答えは簡単、ストレスを溜めないことです。まずは、皆さんそれぞれのストレス解消方法を見つけて楽しく実践することです。
とは言え、この時期は何かと忙しくて時間がないのも事実。そこでこの時期に実践したいスキンケアのポイントをまとめます。
●洗い過ぎない
クレンジングや洗顔料を使って洗うことはバリア機能を壊すことです。一度壊れたバリア機能は、24時間かけて修復されます。その間にまた洗顔料で洗ってしまえば、1日中ずっとバリア機能が壊れた状態となるのです。
もちろんメイクや汚れを落とすためには必要な洗顔ですが、注意していただきたいのは洗い過ぎです。夜はクレンジングや洗顔料を使って洗ったとしても、朝はぬるま湯ですすぐだけにしてください。
●弱酸性に整える
中性~アルカリ性にかたよってしまわないように、弱酸性の化粧水などで弱酸性に整えるように心掛けてください。弱酸性に整えておくことで過剰なアクネ菌の繁殖を防ぐことができますし、バリア機能の改善効果もあります。
●オイルは控えめに
オイルはアクネ菌の餌となって増殖させてしまうものも多くあります。また、オイルはバリア膜をゆるめて肌内部に浸透しやすいのも特徴の1つです。オイル自体は浸透しても問題ないとしても、化粧品の場合、防腐剤などの刺激物も一緒に浸透することになるので、特に肌が敏感なこの季節はできるだけ避けた方がいいでしょう。
その他、大豆イソフラボンのように女性ホルモンに似たポリフェノール類を食べ物でとることも効果的と言われています。

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