2015年8月27日 星期四

化粧品に入ってる「合成ポリマー」にまつわる都市伝説_スキンケア大学

化粧品に入ってる「合成ポリマー」にまつわる都市伝説

合成ポリマーとは何?

その中には、多種多様な物質が含まれ、シリコーンオイルやシリコーン樹脂、プラスチックや食品ラップ、ペットボトルのような合成樹脂、ポリエステルやアクリル、ナイロンのような合成繊維、合成ゴムやポリウレタンなども合成ポリマーです。
そして化粧品によく使われるカルボマーなどの水溶性ポリマーも合成ポリマーです。
合成ポリマーはよくウェブサイトや書籍などで悪者にされているようですが、主にこのカルボマーなどの水溶性ポリマーが悪者にされていることが多いようです。

水溶性ポリマーとはどんなもの?

よく合成ポリマーというと、毛穴を詰まらせる、皮膚呼吸を妨げるお肌に付いて落ちない、などのイメージがあると思いますが、これらの性質は一部のシリコーンオイルや合成樹脂など他の合成ポリマーの性質であって、水溶性の合成ポリマーの性質ではありません
水溶性の合成ポリマーにも様々なものがありますが、一般的には天然の高分子(ポリマー)であるヒアルロン酸キサンタンガムゼラチンなどと同じように水に溶けて高い粘度をもち、増粘剤やゲル化剤として用いられます。
その性質は、これらの天然高分子とほとんど同じで、毛穴を詰まらせたり、皮膚呼吸を妨げたり、お肌に貼り付いて落ちないということはありません。
カルボマーなどの水溶性合成ポリマーの多くは、微生物のエサになりません。そのため腐りにくいのですが、防腐効果があるわけではないので、化粧品に水溶性の合成ポリマーが入っているからと言って腐らないわけではありません。また、皮膚の常在菌に悪影響を与えるものでもありません
皮膚に対して毒性や刺激もありませんので、化粧品に入っていても安心してお使いいただける成分です。

水溶性ポリマーは界面活性剤?

水溶性の合成ポリマーが界面活性剤だと思われている方も多いかもしれません。一部の水溶性ポリマーは、油を水の中に分散させ、乳化することができます。そういう意味では乳化剤なのですが、界面活性剤とは乳化するメカニズムが異なります。
合成ポリマーの場合は、高分子の網目構造の中に油滴がからまって分散され、乳化状態が維持されています。一部の界面活性剤のように油分を奪うような働きはありません。乳化作用をもった合成や天然のポリマーを使って、界面活性剤フリーのクリームを作ることも可能です。
また水溶性ポリマーは、その増粘効果によって、乳化を安定化する働きがあります。そのため界面活性剤による乳化物が安定になり、分離しにくくなりますので、水溶性ポリマーを配合すると、化粧品の界面活性剤の使用量を減らすことができます。
界面活性剤を嫌う方には、実は水溶性ポリマーはとてもありがたい存在なのです。

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