オールマイティーな効果を持つビタミンC
代表的なものとして抗酸化作用、コラーゲン生成補助、メラニン生成抑制、カルニチン生成維持、抗癌作用、副腎皮質ホルモンやカテコールアミンの生成、調整、金属キレート作用、アミノ酸代謝、抗ヒスタミン作用、コレステロール代謝関与、薬物代謝調整、血糖降下作用などがあります。
本当に身体に良い効果がたくさんあるのがビタミンCの特徴です。一般的にはシミの効果で有名ですが、もっと重要な作用がビタミンCはあるのです。特に抗酸化作用や抗癌作用、コラーゲン生成補助が今、注目されています。
これを知れば大丈夫!?ストレスに打ち勝つ食事法
○ビタミンC
ビタミンCは副腎皮質ホルモンの材料となる。ストレスがかかると副腎皮質ホルモンが分泌されて全身の抵抗力を高める働きをする。
これを知れば大丈夫!?ストレスに打ち勝つ食事法
○ビタミンC
ビタミンCは副腎皮質ホルモンの材料となる。ストレスがかかると副腎皮質ホルモンが分泌されて全身の抵抗力を高める働きをする。
ビタミンCをどのように取り込む?
実は、人間はビタミンCを体内で作ることができません。我々の他にサルやモルモット、高等な鳥類も同様にビタミンCを作ることができません。その他の動物はブドウ糖から体内にある酵素を利用して、ビタミンCを作ることができるのです。人間にはこの酵素がなくビタミンCを体内で作ることができないため、摂取しないといけないのです。
では、摂取しないでいるとどうなるか知っていますか?病気で有名なのが壊血病(そもそも、この病気からビタミンCの発見に繋がった)です。血管壁を構成するコラーゲンが上手く作られなくなり、出血しやすくなるのです。コラーゲンが作られにくくなるということはお肌も同じで、たるみやシワができやすくなり、あらゆる肌トラブルが生じるでしょう。
そうならないためには、毎日摂取する必要があるのです。現在日本では、100mg/日が1日必要量として規定されています。あくまでもこれは最低限の量であり、これを下回ると上記のような症状が現れるということになります。
効果、特に薬理効果の出る量となると、もっと多く摂取しなければなりません。健康を維持するなら800mg以上、美容なら1000mg以上、病気のためならそれ以上と言われています。単に健康にと言っても、現代人は環境因子や病気など様々な原因でビタミンCが体内でどんどん使われてしまうので、それ相応の量が必要となります。
しかし残念ながら、摂取したビタミンCがそのまま消化管から全量吸収されることはありません。消化管から吸収される量は、1回の摂取量が多くなると低下していくことが知られています。だから分散して飲むことにメリットがありますが、1回量が少なすぎても効果として実感することは難しくなります。
最近、美容クリニックでは吸収率が格段に高いリポゾームという構造に包まれたビタミンCのサプリメントを販売していますので、ご興味のある方は問い合わせてみてください。吸収され体内に入ったビタミンCは血液を介して各臓器、細胞へ貯蔵されます。すぐに排出されるというイメージが強いのですが、決してそんなことはありません。多くのビタミンCを摂取しているとその貯蔵量も上がるようです。
ちなみに血中の飽和量の上限はあり、血中で維持できないものは組織へ移行するか排出されます。私個人としては、ビタミンCは多く摂取するにこしたことはないと思っています。特に夕食~寝る前に多く摂取できると良いかと思っています。それは就寝中にお肌は回復するからです。その時にビタミンCが多くあったほうが回復しやすいと考えているからです。
経口摂取(飲み薬やサプリメント)以外では、医療施設なら点滴や注射という方法があります。点滴、注射は経口摂取するよりももっとダイレクトに、さらに血中濃度を急激に上昇することができる優れた方法です。なんと1回量で約25gを投与できる高濃度ビタミンC点滴もあり、オススメです。
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