体内での水分の役割とは?
身体に占める水分量は、成人で体重の50~60%、赤ちゃんの場合で70%といわれています。体重の約20%の水分を失うと命に関わるともいわれており、栄養成分ではありませんが、人体の生命活動にとって非常に重要な役割を担っています。
主な役割として、まず、体内に摂り入れた栄養素や酸素の運搬、老廃物を排泄するなど、生命活動を支えている代謝は水を介して行われています。その他、汗をかくことにより体温の調節も行っています。
水分補給で乾燥肌を防ぐ
水分補給がなされないと、体内に新しい水分が入ってこないため、古くて汚れた水が身体中をめぐっていきます。その結果、血流が悪くなりつまりドロドロの血液となりリンパ液の流れも滞ってしまいます。
このような状態が続くと冷え性や肩こり、むくみ等の原因にもなり、引いては、身体の表皮の肌細胞にもダメージを与えてしまい乾燥肌をも引き起こしてしまうのです。このような事態を起こさないためにも、毛細血管の隅々にまで十分な酸素や栄養を届けるために常に新鮮な水を届けてあげることが重要となります。
風邪・インフルエンザ予防は水分補給から
風邪やインフルエンザの原因となるウィルスの侵入を防ぐには、こまめな水分補給が大切です。鼻や気道の粘膜の表面は“線毛”と呼ばれる毛で覆われており、この線毛が小刻みに動くことで粘液に流れを作りウィルスを咳やたんとして排出します。風予防のためにも、こまめな水分補給で常に喉をうるおしてウィルスを寄せ付けないようにしましょう。
水分補給は“水”で
コーヒーやお茶などは水分を排出する利尿作用があるため水分補給としてはおすすめしません。
○1日の摂取量は?
1日に1~1.5リットルを目安に水そのものをこまめに摂るようにします。食事からの水分摂取を加えると合計で2~2.5リットルくらいが目安となります。スポーツ飲料は身体の成分に近いので吸収は速いのですが、飲み過ぎると糖分の摂り過ぎになるため、日常生活での常飲はおすすめしません。
1日に1~1.5リットルを目安に水そのものをこまめに摂るようにします。食事からの水分摂取を加えると合計で2~2.5リットルくらいが目安となります。スポーツ飲料は身体の成分に近いので吸収は速いのですが、飲み過ぎると糖分の摂り過ぎになるため、日常生活での常飲はおすすめしません。
スポーツをするときや夏など汗をたくさんかいてミネラル分を失うときにはおすすめです。このとき、スポーツ飲料を水で2倍に薄めて飲むと素早く吸収されるうえに、糖分の摂り過ぎも防げます。
○水の温度は?
冷たい水は身体を冷やしてしまいます。夏冬関係なく一年を通して、常温あるいはぬるま湯に近い状態での摂取をおすすめします。
冷たい水は身体を冷やしてしまいます。夏冬関係なく一年を通して、常温あるいはぬるま湯に近い状態での摂取をおすすめします。
○朝一番にコップ一杯のお水を
人は、睡眠中にコップ一杯分の汗をかくといわれています。睡眠中に失われた水分を取り戻すという意味と、起きがけに水を飲むことによって朝食を食べる前の準備運動的に胃などの消化器管が動き出してくれるので、便秘予防にも最適です。この時のお水も必ず常温またはぬるま湯で。
人は、睡眠中にコップ一杯分の汗をかくといわれています。睡眠中に失われた水分を取り戻すという意味と、起きがけに水を飲むことによって朝食を食べる前の準備運動的に胃などの消化器管が動き出してくれるので、便秘予防にも最適です。この時のお水も必ず常温またはぬるま湯で。
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