2015年9月13日 星期日

【上級編】オーガニックコスメのマニアックな選び方_スキンケア大学

【上級編】オーガニックコスメのマニアック

1%だけオーガニック原料を使ってもオーガニックコスメと言えてしまう

前回も書きましたが、今の日本ではオーガニックコスメを規定する法律がないため、1%でもオーガニックの原材料を入れるとオーガニックコスメと表現することができてしまいます。オーガニックコスメの選び方として、国際的な認証を取得しているものか、もしくはそれに準ずる自社基準を設けているものを選びましょう。
国際的な認証団体が基準として掲げているのはだいたい共通する3点です。
1.石油由来成分の排除
2.動物由来成分の排除
3.植物由来原料のうち70~90%以上がオーガニック原材料
認証団体の代表的なものとしては、フランスの「エコサート」、「コスメビオ」、ドイツの「BDIH」、アメリカの「USDA」、オーストラリアの「ACO」などです。
また国産のオーガニックコスメの場合は海外の認証を取得するためのコストやタイムロスを懸念して自社基準を設けているところがほとんどです。その場合にはホームページ等で石油由来成分の排除、オーガニック原材料比率を明確にしているかを確認しましょう。

認証を取っていても、石油由来成分が入っているものに要注意

実はほとんどの認証団体に特例のようなものがあり防腐剤などの一部の成分に石油由来成分を認めています。
さらにその認められている成分には、日本では刺激が強く肌荒れを起こす恐れがあると特定された表示指定成分までが含まれているので、ここは要チェックなところです。
代表的な2例を以下にあげます
・BDIH:安息香酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジルアルコールなどは使用可。この場合「保存料として○○○○を使用」と明記すること。
・エコサート:安息香酸、蟻酸、プロピオン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ベンジル酸。加工原料は0.5%までのパラベンならびにフェノキシエタノールで保存可。
日本では最近は通常の化粧品でもできるかぎり配合を避けるようになったパラベンや安息香酸までが認められています。良く使われているものは「パラベン、安息香酸、フェノキシエタノール」の3点ですので、この3点だけでも覚えておくと便利です。

天然成分もピンキリ。良質なものをどうやって見分けるか。

食品をイメージするとわかりやすいのですがオリーブオイル1つとっても、スーパーには300円~3000円まで実に10倍の値段の違うものが並んでいます。
これらは何が違うかというと、
・産地
・品種
・栽培方法
・圧搾方法
などが異なり、それが味や香りの違いになるため価格が変わってきます。
オーガニックコスメの原材料も同じ。
食品で本来の自然な味や香りが良いものは、植物の微量成分もしっかり残っていて栄養素の破損もなく、オーガニックコスメに用いても良質な原料となります。
出来る限り原産国や原産国に近い気象条件で育てられていて、オーガニック認証を取得した栽培方法を用いていて、溶剤などを使わず、昔ながらの抽出・圧搾法を用いられたものがオーガニックコスメならではの効果をしっかりお肌に届けてくれる成分になります。

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