2015年9月17日 星期四

その化粧品はあなたの肌に本当に必要ですか!?_スキンケア大学

その化粧品はあなたの肌に本当に必要ですか!?

「スキンケアの基本」

スキンケアの大きな目的は3つあります。
①洗浄
②保湿
③紫外線ケアです。
①洗浄
「洗浄」はメイクや汗、皮脂の汚れを落とし、清潔な肌を保つという目的があります。
 洗顔の方法ですが、まずマイルドなクレンジング剤を使ってこすらず優しく丁寧にクレンジングを行い、しっかりを泡立てた石鹸の泡クッションで優しく包み込むように洗いましょう。
すすぎ残しのないようにぬるま湯でよくすすいでください。熱い湯は皮脂を取りすぎてしまいますし、水だとすすぎが不十分になってしまいます。
薄いメイクの時や、肌がいつもより乾燥している時は、ダブル洗顔を行うと皮脂をとりすぎてしまうことがあります。こんなときはクレンジング剤を使わずに泡洗顔のみでも良いでしょう。
私たち皮膚科医の中ではシンプルケアが基本になりつつあり、朝晩ぬるま湯洗顔のみで美肌を保っている方も多くみられます。
②保湿
「保湿」はうるおいを保つためのスキンケアですが、ではどのようにしてうるおいを保てばよいのでしょうか。
肌のうるおいを決めるのは皮膚表面の角質の水分保持能力がカギとなります。これらを決める因子として、皮脂腺から分泌される皮脂、セラミドなどに代表される角質細胞間脂質、NMFといわれる天然保湿因子があります。
皮膚にはもともと自浄作用がありますから、保湿の目的は過剰に足すということではなくて、これらの保湿成分を守り、生かすことが大切です。過剰に足しすぎると、この自浄作用が低下して、かえって乾燥したり、ニキビなどのトラブルのもとになることがありますので気をつけましょう。 
③紫外線ケア
UVケアの指標はSPF値とPA値であらわされます。それぞれUVA波とUVB波をカットする時間を表す値ですが、レジャーやアウトドアではSPF30~50・PA+++~++++、日常生活ならPA15~20・PA++くらいが指標になります
UVケア商品の成分は「紫外線散乱剤」と「紫外線吸収剤」がありますが、肌の弱い人は吸収剤がなく散乱剤のみのいわゆる「ノンケミカル」や「紫外線吸収剤フリー」と表示されているものを選びましょう。
最近では飲む日焼け止めなども出ていて、話題になっています。これは主成分のFanblock(シダ植物抽出物)が日焼けによる赤み、皮膚のダメージを軽減します。
ただこれだけだと日焼けしてしまうため必ず塗るタイプのUVケアを併用することが必要です。私も子供たちと野外のプールに行くときなど必須アイテムです。

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