女性は年を重ねるにつれ、加齢の影響だけではなく、ホルモンの変化に伴い肌質が変わってくることをご存じでしょうか? 当然ながら、その肌質によってすべきスキンケアは違います。間違ったケアをしていると、後で愕然とするほど差が出てしまうことに……。
■20代は正しい洗顔が大事!
20代に多いお肌のトラブルは、ニキビや肌あれ。まずは睡眠不足や栄養不足を防ぎ、ストレスをためないようにすることが大事です。
スキンケアでは、朝晩洗顔をきちんとすることで、古い角質や毛穴に詰まった汚れから引き起こるニキビや肌あれを予防することができます。
(1)オイルクレンジングを使わない
オイルクレンジングを使用すると、毛穴にオイルが溜まりニキビが発生することも。
(2)肌にあった洗顔料を選ぶ
ニキビができやすい人はニキビ肌用の洗顔料、肌あれを起こしやすい人は、敏感肌用の洗顔料を使いましょう。敏感や乾燥がひどいときは、メイクを落とした後のW洗顔は控えたほうがよいときも。ひりひりと刺激を感じる洗顔料は肌に合っていないので気をつけましょう。
(3)ゴシゴシ洗わない
洗顔料をしっかり泡立て、泡で汚れを吸い取るように顔をそっとマッサージします。ゴシゴシ肌をこすってしまうと、角質層へのダメージやメラニン色素沈着の原因となるので気をつけて。
洗顔後は、毛穴が皮脂を過剰に分泌しないよう十分保湿しましょう。特にオイリー肌でニキビができやすい人は、油分があまり入っていないローションやクリームを選ぶことが必要です。
■30代は保湿と美白が肝心!
肌の加齢が始まり、シミやシワが出てくるのが30代。20代の頃よりも皮脂分泌も新陳代謝も低くなり、ホルモンバランスの乱れによって起こる頬のシミである“肝斑”が現れるのもこの年代です。取り入れるスキンケア成分には、一層注意すべき。
(1)乾燥ジワには“セラミド”
角質層の肌細胞に存在するセラミドは水分や油分を取り込み、肌を保湿してバリア機能を高める大切な保湿成分。30代になると本来持っているセラミドが減っていくので、セラミド配合の基礎化粧品を使いましょう。
(2)新陳代謝には“ビタミンA”
本来、紫外線によるシミや肝斑は皮膚の浅い部分に出来ているので、お肌のターンオーバーが正常であれば、メラニン色素も古い細胞と一緒にアカとなって排出されます。ターンオーバーを促すには、“ビタミンA誘導体(トレチノイン)”や“ビタミンA(レチノール)”が有効です。
(3)シミ改善には“ハイドロキノン”
シミの原因であるメラニン色素の合成を抑える働きがあるのは、“ハイドロキノン”。市販では高濃度のものが少ないので、皮膚科医に処方してもらいましょう。トラネキサム酸とビタミンCの内服薬なども効果があります。
沒有留言:
張貼留言