生理前になると、毎回アゴのニキビができるという人はいませんか? 月に一度、アゴのニキビに悩まされるなんて、もううんざりですよね。皮膚科に行って飲み薬や塗り薬が処方されても、一時的によくなるだけだったり、生理不順でもないのにホルモン剤を飲むことになったりと、根本的な解決にたどり着かない方も多いようです。
■西洋医学で考えるニキビの原因
ニキビは毛穴が詰まり、さらに皮脂の分泌が過剰になることで発生します。
毛穴が詰まる原因は、食事や老化による肌のターンオーバーの乱れや、角質がはがれ落ちず溜まり、汚れが残ることなどです。また、男性ホルモンが優位に分泌されると、皮膚の角質が厚くなり、毛穴が狭くなって毛穴を詰まらせてしまうこともあります。
皮脂の分泌が過剰になる原因は、食事の乱れや睡眠不足、ホルモンの乱れなどです。また、これらにも男性ホルモンは影響してきます。その男性ホルモンは、ストレスにより自律神経が乱れることで、過剰分泌されます。
■東洋医学で考えるニキビの原因
東洋医学で皮膚は、内臓の鏡と呼ばれていて、アゴのニキビがある人は胃腸が弱いと判断することが多いです。胃腸が弱ると消化吸収能力が低下することから新陳代謝が悪くなったり、必要なものを吸収して不要なものを排出するという働きが鈍くなっています。その結果、皮膚のターンオーバーが遅くなり、毒素が体内に溜まりやすくニキビにつながります。
胃腸の働きを低下させる原因としては、食事の乱れとストレスが考えられます。
■なぜアゴにニキビができるのか?
アゴは皮脂腺の分布の多いエリアです。また、生理はプロゲステロンとエストロゲンにより調整されています。生理前はプロゲステロンの分泌が増加します。プロゲステロンは、皮脂分泌を増加させます。なので生理前はオイリー肌になりやすく、特に皮脂腺が多いアゴは、皮脂分泌が過剰になりやすいです。
■生理前のアゴのニキビの対策
西洋医学でも東洋医学でも、食事内容やストレスなどの生活習慣を原因として考えることができます。生理前のアゴのニキビは、ニキビができやすい体質ではなく、ニキビができやすい生活習慣を送っているということだったのです。
ストレスを取り除くことはなかなか難しいので、まずは胃腸に良い生活をお勧めします。生理前に甘いものや油物をたくさん食べたり、日常的に炭水化物に偏る傾向があったりする人は控えましょう。また、食物繊維やたんぱく質が不足していたり、早食いしてしまったり、冷たい水分や甘い飲料を飲んだりと、胃腸に負担がかかるような生活は改めてみましょう。
洗顔やスキンケアも勿論大切ですが、上記のような行動を改め、ターンオーバーと皮脂分泌を内側から整えるようにしましょう。
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