HSP12.「HSP入浴法」に必要なのは温度計のみ
HSP13.入浴剤で効果UP!
「入浴剤を入れると保温効果が高まって、入浴時間を短縮できます。実験でも、湯温40℃に15分の入浴でHSPが増加(5分短縮)。特に、炭酸系は血管を拡張させて体温を早く上げられるので、お薦めです」(伊藤先生)
HSP14.HSP増量のピークは加温2日後
加温による体温の上昇は早いけれど、HSPの増加はそれより緩やか。「ボランティアの方々に協力していただいて実験を行った所、HSP増加のピークは加温2日後という結果が出ました(平均値)。つまり、手術など大きなストレスを受ける予定が分かっていれば、その2日前に加温しておくと、HSPの〝ストレス防御システム〟を活用できるということです。HSPがガードマンとなって働いてくれるため、ストレスによるダメージが緩和され、その後の回復力にも差が出ます。しかも、加温すると免疫力も高まるため、HSPとの相乗効果で、治りは一層早くなります」(伊藤先生)
遠赤外線装置で全身加温して2日後にHSPが激増!5人の被験者に、あお向け20分、うつぶせ20分、計40分の遠赤外線装置による全身加温を実施。加温2日後で明らかに高くなった(平均値)。出典:愛知医科大学医学部
HSP15.日常のちょっとした行動がHSPスイッチをオン
パワーは「熱」に及ばないにしても、運動、食、etc.…日常のちょっとした行動がHSPスイッチをオンします。
“ちょっとキツい”程度の有酸素運動を1日30分
「運動をすると、体温が上がって、熱ストレスが加わったときと同じような状態になります。加温したときほどではありませんが、HSPも増加します。実験では、1日30分の有酸素運動でHSPの増加が確認できました。目安としては、汗が出て、ちょっとキツいと思うくらいの負荷。また、運動に不可欠な筋肉のうち、ふくらはぎなど持久力に優れた筋肉(遅筋)は、瞬発力に優れた筋肉(速筋)よりもH
SPの発現が高いという報告もあります。HSPを増やすには、下半身をしっかり動かしましょう」(伊藤先生)
ヒートショックプロテインという魔法_HSP9.~HSP12._美的 | ||||
「ジョギングは、HSP増加にぴったりの有酸素運動。30分以上続けるようにしましょう。ほかに、スクワットもお薦め。指導者の下での加圧トレーニングもHSPが増加します」 | 「ゆっくり歩くだけのスロージョギングだと熱量を使ってカロリー消費にはなるけれど、心拍数が全く上がらないためストレスにはなりません。そのため実験でも、HSP量は増加しませんでした。せめてアップテンポのウォーキングを!」 | 「ハードなトレーニングを続けると、1〜2週間目にHSPが急増して3週目でピーク。4週目からは減少します。大切な試合に向けたトレーニングは、2〜3週間前からがベスト。長すぎると逆効果です」 |
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