「シミ・ソバカスを防ぐ」美白の有効成分_美的
Q3薬品でもなく化粧品でもなく…。医薬部外品って、そもそもどういう意味なの？
Aスキンケアジャンルでは、医薬品ではないものの穏やかな改善効果が期待できると、厚生労働大臣が承認・許可をしたいわゆる薬用化粧品のことです
「厚生労働省により有効性と安全性のバランスがとれていると確認され、許可が下りた製品が医薬部外品です。申請をするには、有効成分を定められた有効濃度の範囲で配合する必要があります。医薬部外品は配合した有効成分によって肌あれを防ぐ、ニキビを防ぐ、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ、といった表示ができます」（村本さん）
美白の有効成分
「シミ・ソバカスを防ぐ」というフレーズを製品に表示したり広告でうたえる有効成分には、アルブチン・ＴＸＣ・コウジ酸のほか、ｍ-トラネキサム酸・ルシノール､ビタミンＣ､カモミラＥＴ､４ＭＳＫ､エナジーシグナルＡＭＰ、ニコチン酸アミドＷなどがある。
アルブチン
あまりにも有名な資生堂開発の売れっ子成分
美容皮膚科でシミ治療に用いられる薬剤であるハイドロキノンの配糖体（オリゴ糖が結合したもの）でコケモモなどに含まれている｡このβアルブチンのほか、江崎グリコが開発したαアルブチンが。いずれもメラニン生成の重要なプロセスであるチロシナーゼの働きを阻害する効果がある。
アルブチンが配合された定番美容液。資生堂 ホワイテス ホワイテスW EX〈医薬部外品〉 40g ￥12,600
TXC
特に肝斑（かんぱん）なら迷わずコレにお任せあれ！
外資系であるシャネルが開発した美白有効成分。TXCはトラネキサム酸セチル塩酸塩の略称。抗炎症作用に優れ、ストレスを感じると生じるプラスミンの生成を抑えてメラニンの過剰な生成を抑える働きが。微弱炎症が続く慢性的なシミに効くとされている。現時点でTXCが配合されているのはシャネルのみ。
シャネル ル ブラン クリーム〈医薬部外品〉 50g ￥13,650
コウジ酸
麹から抽出されたチロシナーゼ阻害剤
麹を扱う杜氏の手が白くなめらかであることから、美白効果に注目。三省製薬が開発した。メラニンの生成を防ぐ作用のほか、老化による肌の黄ぐすみ（糖化）を防ぐ効果も｡一時、安全性に疑問がもたれた時期があったが、外用の医薬部外品として問題ないと証明され、販売が再開されている。
コスメデコルテ ホワイトロジスト スポッツ コンセントレイション EW〈医薬部外品〉 40㎖ ￥15,750
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