2013年版 間違いなく効く成分はコレ！ザ・成分系四天_美的
Q4化粧品の配合成分にはたくさんの種類がありますが、結局どれがいちばん効くのでしょうか？
A成分の配合量や配合技術、組み合わせる成分によっても化粧品としての効果は変わる。成分単体で考えるのはナンセンスです
「本当に効く薬剤には副作用が起こることがあるので、医師が診察、処方する下で使うのが基本です。また薬に比べ、化粧品は作用が穏やかというのが前提です。効果と安全性を両立する成分の代表格はビタミンC。ニキビ・シミの予防、コラーゲン生成や老化などさまざまな肌悩みに効果を発揮します。
ちなみに安定性と浸透性が高いのはAPS、APPSなど。ヒアルロン酸やコラーゲンはアレルギーを起こしにくく効果感が高い成分です。また天然の成分には、安全で効く成分も豊富。例えばピクノジェノールはビタミンCの340倍の抗酸化力です」（高見先生）
ちなみに美白や肌あれなどに効く医薬部外品にも、医薬品と同じ薬剤が使われる場合があるわけですが、肌への安全性を確保できるように、配合量の幅が定められている。
「効く成分を原液で肌にのせればすごい美肌効果がある、ということはまずありません。例えば美白なら、シミができる原因のプロセスにあらゆる角度からアプローチする必要があります。また成分をどうやって届けるかも大事なテーマ。成分だけに捉われたスキンケア選びは、正しいとはいえません」（鹿子木さん）
2013年版 間違いなく効く成分はコレ！ザ・成分系四天王
食べ物でもおなじみの栄養素
ビタミン系
ビタミン系の隊長はいうまでもなくビタミンC。美白・保湿・抗酸化・皮脂分泌調整など数々の効能があることが人気の理由。ピュアビタミンCをはじめ、数々の誘導体が存在し、配合されていない製品を探す方が難しい程。またトコフェロール系（ビタミンEと誘導体）は血行促進による細胞賦活効果と製品の酸化防止剤として多用されている。そのほかビタミンB群・A（レチノール）・H・P・Dなども用いられる。
米類､藻類､乳酸菌｡微生物の未知なるチカラ
発酵系
ヨーグルト・納豆・みそなど発酵食品が健康に良いことは知られているが、化粧品でも発酵成分は類まれな効果をもたらす｡SK-Ⅱ〈ピテラ®〉やドゥ・ラ・メールのミラクルブロスが代表的で植物､乳製品､海藻などを発酵させて作る｡この成分の特徴は保湿・細胞賦活・消炎・抗酸化などあらゆる有用作用があることだが、すべての効果やメカニズムはまだ解明されていない｡つまり未知なるところで、効いている可能性大！
植物､ハチミツ､海由来も
天然系
例えば植物はその場から動けない。だから紫外線などの外的刺激から自らを守る働きをつかさどる成分を蓄える。蜂は花から花へと飛び回り自分たちの食料を得ると共に、種の保存に必要なローヤルゼリーを産生する。傍ら植物受粉の立て役者、といった具合に自然の生物界は有効な成分が類まれな循環のもとに作られる｡だから人間が傲慢に取り尽くすわけにも行かず､貴重な天然成分は、コストが高い。
コラーゲン､ヒアルロン酸、etc.
生体関連系
生体関連成分とは、私たちの肌が元々もっている成分と同じか限りなく近い成分、または構造をもつもののこと。だから肌なじみが良く肌の奥まで浸透しやすい傾向がある。代表的なものはコラーゲン（低分子）・ヒアルロン酸など。肌は元をたどれば、炭素ともいえるが、フラーレンも炭素でできており、超強力な抗酸化・美白・シワ防止・脂肪蓄積防止作用で話題。成分表示でなるべく前の方にある製品を選びたい。
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