体臭コントロールで幸せをつかむ!
オールシーズン臭いケアが必要な理由
臭いケアというと、汗や皮脂の量が増大する「夏」だけしっかりやっておけばいいと思いがちですが、実はオールシーズン必要です。特に冬場は、汗をあまりかかない分、汗腺の機能も低下してしまいます。そのためどうしてもアンモニアやミネラルを含んだべたべたとした汗になり、臭いがきつくなりやすいのです。服も何枚も重ねていますから、通気性も悪くなります。服についた汗は蒸発しにくく、雑菌が繁殖しやすい状態に。1日着た服は、夏も冬もこまめにしっかり洗うことを心がけましょう。
秋口に体調を崩しやすい人は意外に多いもの。疲労感やだるさを感じやすい人は、疲労臭が出やすい状態になっています。また、季節の変わり目は自律神経が乱れやすくなりますので、交感神経によって刺激された臭いの強い汗を出すアポクリン腺から汗の分泌が増えてしまうのです。
ですからオールシーズン、臭いケアを心がけてほしいものです。
体臭をコントロールできる女が幸せをつかむ理由
体臭は自分ではわからないだけに、心配になることも多いですが、過剰になる必要はありません。しかし、湯船につかる、適度な運動をするなど、最低限の臭いケアは行いましょう。オス化臭や肉食女子臭、疲労臭などの臭いを発しているときは、ホルモンバランスの乱れや腸内環境の悪化など、決して体調がいい状態ではありません。
視覚としての印象とは別に、嗅覚の印象も大事にしてほしいものです。せっかく美しい容姿なのに、オス化臭や疲労臭を漂わせていたら、当然、印象もダウン。だらしのない人と思われかねません。
適度な運動、汗腺トレーニング、生活習慣の改善など、健康を心がけることで、多くの体臭はコントロールできるようになるといえます。そうすることで、周囲からの印象が変わり、健康的な美を手に入れることができるのではないでしょうか。その結果、幸せをつかみやすくなるのかもしれません。
自律神経のバランスを整える
自律神経を整えることが、体臭コントロールにつながります。交感神経ばかりが優位になっている状態ですと、血行が悪くなります。血流が促進されれば、健康的な美に近づけるのではないでしょうか。老廃物を排出するのも、栄養分を運ぶのも血流です。さらに交感神経の優位が続くと、精神性発汗による臭いにもつながってしまう恐れがあります。副交感神経を優位にするべく、1日の中でリラックスできる時間をつくるのも大事でしょう。気持ちが穏やかになることで、血行も良くなるのです。
自ら香る! 臭いから匂いへ
臭いに限らず女性ホルモンのバランスを整えることが大切です。女性ホルモンが香るわけではありませんが、くさい臭いの原因から解き放たれたとき、女性らしい本来の香りとなるはずです。健康的な生活習慣に改善ができたなら、体調も上向く可能性が高いですし、臭いによるストレスも減少するはずです。体調だけではなく、気持ち的にもいい状態になれるはずですから、自然と幸せを呼び込む女性になれるのではないでしょうか。
さらに香水をまとって上質な香りをふりまくのであれば、少々注意が必要です。場所は、下半身、特にひざの裏などが柔らかな香りとなります。量は1~2プッシュで十分です。ただ、汗と混ざるとくさい臭いとなることもあるため、汗のかきやすい場所は避けた方がいいでしょう。
本来、女性が臭いに敏感な理由は、子どもを産み育てるためといわれています。嗅覚や味覚で毒になるものを嗅ぎ分ける必要があったからです。ですから、自分の臭いはもちろん、他者の臭いにもあまり厳しくなる必要はないのかもしれません。
■Profile
監修/松村圭子
婦人科・美容皮膚科医。広島大学卒業。成城松村クリニック院長。テレビ、雑誌など多数のメディアでも活躍中。
イラスト/micca
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婦人科・美容皮膚科医。広島大学卒業。成城松村クリニック院長。テレビ、雑誌など多数のメディアでも活躍中。
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