2015年11月13日 星期五

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.9(2011年3月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.9(2011年3月号掲載記事)_beasup

“かゆい”と思ったら、シンプルケアと、とにかく防御を!


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カサカサお肌の原因は、もしや花粉症皮膚炎!?

最近では、花粉症皮膚炎というものも報告されています。今回は、春の肌荒れについて考えてみましょう。
春になると頬全体が乾燥したりかゆくなったり…という人は、もしかしたら花粉症皮膚炎かもしれません。
花粉が肌についてアレルギーを起こすもので、最近増えているようです。
目や鼻などのいわゆる花粉症の症状を持つ人に多いのですが、皮膚だけに症状が出ることもあり、その場合、“原因が花粉である”との診断がつきにくいことがあります。
また、アトピー性皮膚炎など、アレルギー体質による肌荒れも増えています。まぶたや首から始まるケースが多く、これらの部位が赤くかゆくなり、ひどくなると顔全体、手、体と拡大していきます。
春は年間で、最も気温の変化が大きい季節それが体の免疫バランスを崩し、アレルギーを悪化させるのです。
かゆみが強くて掻いてしまうような場合は、皮膚科を受診しましょう。 皮膚科ではアレルギー検査をしたり、かゆみ止めの飲み薬や塗り薬などを処方します。掻いたりこすったりすると皮膚が傷んで肌荒れが悪化し、また掻きすぎると皮膚が黒ずんでしまうこともあるので注意して。

あたらず障らず、守りに徹して乗り切って

肌が荒れている期間は、スキンケアはあたり触りなく、シンプルに徹して下さい。乾燥するからと、化粧水を何度もつける、などは刺激になるのでNGです。洗浄力が弱めの石けんで洗顔し、美容液かクリームだけで保湿するのが○。
外出時は紫外線対策として、お粉かパウダーファンデーションをつけましょう。軽いメイクならクレンジングがいらないので、肌への負担は少なめです。

案外知られていないことですが、かゆみは寝る前など、リラックスする時間帯に出やすいものです。昼間は血液が皮膚にあまり行き渡らないため、かゆみを感じにくいのです。 昼間、知らないうちに浴びた花粉などが、夜や起床時にかゆみやくしゃみとなって襲ってくるのです。
そう考えるとやはり、外出時のマスクは有効、ということがわかります。ホコリや花粉などの目に見えない敵と戦うには、知恵が必要ですね。
また、疲れやストレスはかゆみを増します。アレルギーに打ち勝つために、できるだけ規則正しい生活を心がけることも、大切です。

アドバイス1
洗顔+保湿もの1品、のミニマムケアに
アドバイス2
UVも花粉もホコリも、ガードが必要
アドバイス3
かゆみが強いなら、迷わず皮膚科で受診を

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