2015年11月14日 星期六

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.15(2011年9月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.15(2011年9月号掲載記事)_beasup

夏でも忍び寄る乾燥の恐怖…油分少なめの保湿美容液がカギ


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汗と皮脂だけでは潤っていない!

うだるような暑さで、顔に何かを塗るのもイヤ。でも「夏も肌は乾燥している」と最近はよく言うし…などと、悩んでいる人はいませんか?本当のところはどうなのでしょう。
夏と冬を単純に比較すると、当然、冬の方が乾燥します。静電気が起きるような乾燥した室内では、洗濯物もすぐ乾きますね。お肌も同じです。
ただ、夏の方が油断してしまうのも事実です。「夏は汗でじとっとしているから、あまり保湿しなくても良いのかも」と思ったら大間違いです。
汗は、保湿には役立ちません汗の98%は水で、残りは塩分やアンモニアなどの排泄物です。お肌の潤いになるようなものではないのです。
肌の潤いを守っているのは、セラミドや天然保湿因子(NMF)など汗をたくさんかくと、これらが汗で流れてしまうことすらあります。汗は潤い肌の味方でなく、敵と心得て。
では、夏の賢い保湿対策は、どうしたらよいのでしょう。
まず、夏は冬よりも皮脂が増えます。よって、保湿といっても油分の多いものをつけるのはNGです。油分少なめの保湿美容液がおすすめ。セラミドやヒアルロン酸配合のものを使いましょう。

洗顔で皮脂をすっきり落としたら、化粧水と美容液をつけます。ビーズアップ世代なら、クリームは極力使いません。暑い日でも、美容液だけはしっかりつけて、潤いを守りましょう。そうすればエアコンに当たっても、1日乾かないはずです。

日中はパウダーファンデと美容液で対策を

ファンデーションは、リキッドよりもパウダータイプをつけた時に少し粉っぽくても、時間がたって自分の皮脂が出てくれば自然になじみます。リキッドファンデはつけやすくカバー力がありますが、界面活性剤などの添加物が多いものもあり、かえって肌を乾燥させます。
日中、肌が乾いてきた時、スプレーなどをかける人がいますが、スプレーの水が蒸発する時さらに乾燥を招きます。途中で保湿したい場合は、スプレーでなく美容液をつけましょう。こすらずにそっとつければ、メイクの上からでも崩れません。

なお、インナードライという言葉が最近よく使われます。“表面は潤っているようだけれど実は乾燥している肌”“隠れ乾燥肌”というような意味で使われているようです。
でも実際、皮膚科学的にはインナードライというものはありません。肌の表面の角質層が乾燥した状態を、乾燥肌というのであって、中だけ乾燥した肌というものはありません

肌の乾燥も、あくまで表面的な話です。表面だからこそ、スキンケアで改善できるものであり、努力次第といえるのです。夏の間にうっかり乾燥を加速させないよう、厳重に注意しましょう。

解決策1汗は肌の潤いにはなりません
解決策2保湿成分の入った油分少なめ美容液を!
解決策3ファンデはパウダータイプがオススメ

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