2015年11月15日 星期日

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスンVol.16(2011年10月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスンVol.16(2011年10月号掲載記事)_beasup

ストレスがあってもなくてもリラックス上手な人が美肌に

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ストレスは肌トラブルの一因になっている

震災や不景気などいろいろ大変なご時世ですが、ストレスが溜まっている人はいませんか?
「そういえばお肌もカサついたりニキビができたり…もしかしてこれってストレスのせい?」と思った経験がある人もいるでしょう。
今回は、ストレスと肌の関係について考えてみましょう。
ストレスを受けると交感神経が緊張し、体は“戦闘モード”のような状態に。まず末端の血管が狭くなり、脳に血が集まります反対にお肌への血行は悪くなり、そのため栄養が届かなくなった肌は乾燥し、かゆみなどを起こすこともあります。

またストレスは、血液中に好中球という白血球を増やしこれが皮膚や内臓にさまざまな炎症を起こします。好中球は通常は有害な菌と戦うものですが、ストレスでこれが増えると常在菌(皮膚や体内に住む無害な菌)まで攻撃してしまいます
いわば、全くの無益な戦いで、これが無益な炎症を体のあちこちで起こします。例えばニキビ、口内炎、歯周病、胃潰瘍などです。

“ストレスはない”という人もリラックスが大切

ストレスというと対人関係トラブルなどの“嫌なこと”を思い浮かべますが、医学的にいうストレスは嫌なこととは限りません。
結婚、転職などのイベントのように、「気構えること」はすべて交感神経を刺激し、体内に一種のストレス反応を呼び起こします。

また、仕事を終えて帰宅してからも雑用に追われる人などは、交感神経の緊張が続いてしまい、知らないうちにストレスの害を受けやすくなります。
特に「嫌なこと」は思い当たらないし充実した毎日を送っているのに、何故か肌荒れやニキビなどができる人。こんな隠れストレスが犯人かもしれません。
ストレスの害を避けるためには、緊張をとき、副交感神経に切り替えることです。人間は夜になると自然にその切り替えが行われるものですが、それがうまくいかない人は常に交感神経が優位になり、ストレスによるダメージを受けます。
絶えず気が張っている人は、まずは気を抜いてぼーっとする時間を持つこと
仕事から帰ったら、わずかでもいいから無駄な時間を過ごすことです。腹式呼吸やヨガ、アロマなどを取り入れるのも一案です。好きな絵やきれいな写真をながめるなども良いでしょう。
テレビやパソコンは、交感神経を刺激するので見すぎないように。また、タバコやカフェインも交感神経の興奮剤なので、要注意です。
「ストレスはありません」という人。きちんと無駄な時間を過ごせていますか。睡眠と食事さえ十分とれていれば健康だ、と考えている人が多いのですが、v人間は機械ではないので、それだけで働き続けることはできません。「余白」の部分が大切と心得て。

解決策1帰ってからぼうっとする時間を作る
解決策2ストレスは“嫌なこと”だけではない
解決策3ストレスがないと思っている人も注意

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