間違ったダイエットや偏食、欧米型の食生活を続けていると、食事や栄養面が原因となって乾燥肌になる場合があります。
今回は、不足すると乾燥肌の原因になりうる栄養素の中から、タンパク質について解説します。
日本人のタンパク質摂取量は大幅に減少
これは第二次大戦直後の、食生活が貧しかった当時の数値(約1,900kcal)を下回っているほど。背景には、近年のダイエットブームや健康ブームがあると言われています。
タンパク質の不足は乾燥肌の原因に
タンパク質の不足は、お肌の ターンオーバーを乱します。
お肌の水分保持力は、角質層の細胞間脂質が80%、NMF(天然保湿因子)が18%で、皮脂はたったの2%程度です。
細胞間脂質やNMF(天然保湿因子)は、角質層のターンオーバーの過程で生成されるため、ターンオーバーが正常に行われないと、これらの成分の生成にも支障をきたし、お肌の水分保持力は低下してしまいます。
良質なタンパク質を3食きちんと摂取しましょう
タンパク質を十分に摂取するためには、1日3食、きちんと食べることは重要ですが、現代の日本でよく摂取されている食事では、それでは不十分な場合があります。
以下のような点に注意し、タンパク質を十分に摂取しましょう。
朝食
パンと牛乳、おにぎりとお茶など、忙しい朝は手軽に食べられる炭水化物メインの食事になりがち。たまご料理や納豆などの大豆料理、ウインナーやベーコンなどの肉類、焼き魚など、タンパク質が豊富なメニューを加えるようにしてください。
ランチ
朝食に続き、パスタやうどんなど、炭水化物が主役のメニューを選びがちなランチ。こういった料理ではタンパク質が不足します。肉か魚料理をメインとした、定食スタイルのメニューを選ぶようにしましょう。
夕食
お肌をはじめ、全身の細胞は、夜寝ている間に合成や回復をします。そのため、夕食に良質のタンパク質とその仕事を助けてくれるビタミン類をたっぷり摂ることはとても重要。ダイエット中でも、夕食を抜いたり、野菜のみを食べる、といったことはせず、きちんとタンパク質を摂りましょう。
ただし、寝る直前に食事を摂り、血糖値が上がっていると、寝ている間にお肌を回復させる成長ホルモンの分泌が低下してしまいます。
夕食は、遅くとも就寝2時間前までには済ますようにしてください。
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