どんな化粧品にどんな目的で?
界面活性剤の使い道は
さて、化粧品の世界で利用される界面活性剤のはたらきとはどんなものでしょう。以下に、主なものを挙げてみます。
【洗浄】
界面活性作用により汚れを取り去り、身体の清潔を保つ。洗顔料やシャンプーなど。
界面活性作用により汚れを取り去り、身体の清潔を保つ。洗顔料やシャンプーなど。
【起泡】
汚れを包みこむ。製品を泡状にすることで使用感や仕上がりを高める。洗顔料、ヘアムースなど。
汚れを包みこむ。製品を泡状にすることで使用感や仕上がりを高める。洗顔料、ヘアムースなど。
【乳化】
油溶性の液体と水溶性の液体をムラなく混ぜあわせる。使用感の向上。角質層に浸透しやすくする。乳液やクリームなど。
油溶性の液体と水溶性の液体をムラなく混ぜあわせる。使用感の向上。角質層に浸透しやすくする。乳液やクリームなど。
【可溶化】
油溶性の成分を水溶性のaに透明に混ぜこむ。使用感の向上。角質層に浸透しやすくする。油溶性ビタミン入りの化粧水など。
油溶性の成分を水溶性のaに透明に混ぜこむ。使用感の向上。角質層に浸透しやすくする。油溶性ビタミン入りの化粧水など。
【帯電防止】
身体や髪、衣類に陽イオン性界面活性剤を付着させて静電気を空気中に逃がす。ヘアリンスや静電気防止スプレーなど。
身体や髪、衣類に陽イオン性界面活性剤を付着させて静電気を空気中に逃がす。ヘアリンスや静電気防止スプレーなど。
【殺菌】
陽イオン性界面活性剤を細菌の体(タンパク質)に吸着させて細菌の体を壊す。逆性石鹸など。
陽イオン性界面活性剤を細菌の体(タンパク質)に吸着させて細菌の体を壊す。逆性石鹸など。
界面活性剤入りの製品が意外に多いので、驚いたり不安になったりする方もいらっしゃるかも知れません。基本的に、洗う以外の目的で配合される界面活性剤の量は少なく、健康なお肌に影響を与える心配はほとんどないのです。でも、肌質や体調によっては避けたいこともありますね。そういうときはパッケージの全成分表示を見ると、界面活性剤を使っているかどうか確かめることができます。
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