石油由来成分と聞くと、なんとなくお肌に悪そうなイメージがあったり、石油を顔に塗るのはイヤだな・・・という感覚があったりしませんか?でも、これだけ多くの化粧品に配合されている石油由来成分はお肌にとって本当に良くない影響があるのでしょうか?
石油由来成分はお肌に悪い「こともある」
昔まだ精製技術が未熟だったころ、粗悪な石油由来成分によって肌荒れが起きたという事例が実際にあったということが石油由来成分のイメージを悪くしているかもしれません。現在は精製技術が発展したおかげで医療現場や赤ちゃんにも使えるほどの安全性の高いものが流通しています。
が、石油由来の美容成分は精製度が高いことや、その効果をより高めるように作られていることから、効き目が強すぎて刺激になることもあります。たとえば、合成界面活性剤は強い洗浄作用が特徴ですが、その作用が強すぎて皮膚表面のたんぱく質を破壊してしまう場合があります。同じ石油由来の合成界面活性剤であっても、その種類や配合量によって便利にもなれば毒にもなり得るということです。
また、人によっては純粋に「合わない」ということも考えられます。
さらに、地球上で石油を利用するようになってまだ150年と少ししか歴史がないため、石油由来成分の生分解性の低さが問題として取り上げられることもあります。
さらに、地球上で石油を利用するようになってまだ150年と少ししか歴史がないため、石油由来成分の生分解性の低さが問題として取り上げられることもあります。
天然由来成分なら安全?
天然由来・自然派のものはお肌に優しいイメージが強いですが、これは本当でしょうか?答えはYESでもありNOでもあります。
化粧品に使われる植物性の成分は、ある一つの働きをする成分を精製するというよりは植物から抽出したエキスを使われることが多いですね。そのため、植物の持つ多くの成分が複雑に入り混じることによって特別なパワーを発揮してくれますし、単一成分を精製したものより作用はマイルドで副作用や反作用が少ないとも言えます。
が、植物由来であっても、植物(天然)=安全と妄信することは危険です。たとえば薬草は少量使えばとてもいい薬になるけれど使いすぎれば毒になる、ということもありますし、成分が複雑なだけに合う合わないが大きく分かれる可能性があります。
どんなにお肌に優しい天然成分にこだわったオーガニックコスメであっても、全ての人に合うとは限りません。里芋をむいて手が真っ赤になる人もいれば、全然平気な人も体調が悪い時だけかゆくなる人もいるように。
「石油由来」「天然由来」に関わらず「安全なものは安全」「危険なものは危険」
石油由来でも安全な物もあれば危険な物もある。
天然由来でも安全な物もあれば危険な物もある。
天然由来でも安全な物もあれば危険な物もある。
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