毛穴の数は生まれつき決まっている!
毛穴というのは、毛包といって毛を作る毛母細胞と、毛を容れるサヤでできています。
この毛包には、皮脂を分泌する皮脂腺がくっついていて、皮脂腺で作られた皮脂は毛をつたわりながら毛包を通って皮膚の外に排出されます。
気候が暑くなると毛や皮脂腺の発達が活発になってきます。毛の伸びる速さも増し、肌もアブラっぽくなることを自覚しますよね。
毛穴が開く原因
普段から肌を清潔にして、アブラの通る毛穴の通りをくよしておかないと、皮脂は毛穴に詰まってしまいます。次々に作られる皮脂が出口のところで詰まってしまうと、当然のことながら出口は押し広げられてしまいます。
皮脂は、人によって成分や性質が異なりますので、さらさらした皮脂なら問題がないのですが、ベタベタした粘度の高い皮脂なら出口に詰まりやすいのです。まさしく、血管と同じです。流れの悪い毛包は、動脈硬化の進んだ血管のようなものです。
だからと言って、肌を乾燥させてもいけません。出口が乾燥すると、肌の一番外側にある角質細胞が水分欠乏状態になり、はがれやすくなるのです。はがれた角質細胞が何層にも折り重なると、当然のことながら皮脂はスムーズに排出されません。毛穴の出口でひっかかってしまうからです。
つまり、毛穴を開かせないための方法は、皮脂の分泌を減らすことと、皮膚表面を乾燥させないことなのです。
毛穴の広がりを防ぐスキンケア方法
(1)皮脂分泌を減らす方法
皮脂は、紫外線を浴びたりや睡眠不足、暴飲暴食などで増えてきます。紫外線は、普段から気をつけなければなりません。日常の紫外線ならば、SPF30前後、PA2+から3+のものを使用し、レジャーに出かける時は、SPF50を選んでください。
睡眠はとる時間帯が重要です。肌の代謝が高まる午後10時から午前2時まではできるだけ体を休め、副交感神経を活発にしておくのがよいでしょう。
女性の社会進出や人間関係のストレスで、現代女性の皮脂腺は活発に活動しています。普段からストレスを溜めず、好きな趣味などを見つけることをおすすめします。
(2)皮膚を乾燥させない方法
現代女性は、肌を清潔に保つため、必要以上に洗顔をする傾向があります。洗顔は1日2回を守ってください。それ以上の洗顔は、大人ニキビを悪化させたり、肌荒れのもとになります。また、洗顔時にゴシゴシコットンで擦ったり、スクラブ入りの洗顔料を使う人がいますが、これは肌を傷め、乾燥させる原因の1つになります。
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