石油系シャンプーとアミノ酸シャンプーの見分け方_スキンケア大学

石油系シャンプーとアミノ酸シャンプーの見分け方

シャンプーは「化粧品」と「医薬部外品」に分類されます。シャンプーが化粧品に分類される場合、成分は濃度が濃い順番に表示されます（防腐剤は最後に表示されます）。

シャンプーの全成分において水が全体の60～70％を占め濃度が最も高いので、水が最初に表示されます。水の次に濃度が高いのが界面活性剤です(通常、界面活性剤は3種類から5種類程度を組み合わせて構成されます。)

界面活性剤がシャンプーの泡立ちや洗浄力などの特徴を決定します。

界面活性剤の分類

界面活性剤は精製した原料により以下のように分類できます。
(僅考慮: ? ->界面活性剤,不考慮:??->?->界面活性剤)

・天然もの
・石鹸系
・脂肪酸エステル系
・アミノ酸系
・高級アルコール系
・石油系

補足ですが界面活性剤は科学的に分類すると、以下のようになります。

・陰イオン界面活性剤（アニオン界面活性剤）
・陽イオン界面活性剤（カチオン界面活性剤）
・両性界面活性剤（双性界面活性剤）(酸配方_陽離子型,鹼_陰離子)
(上三:髮類,洗劑配方)
・非イオン界面活性剤（ノニオン界面活性剤）
(上一:保養配方)

石油系界面活性剤を用いたシャンプーの見分け方

シャンプーの成分表示を見てください。水の次の5種類程度に以下の表記の成分があると、それは石油系界面活性剤です。

「ラウレス硫酸…」

「ラウリル硫酸…」

石油系界面活性剤は、安価で大量生産に向いているというメリットがあります。一方、洗浄力が比較的強いため必要な油分まで洗い落としてしまい、乾燥や炎症などのトラブルに繋がりやすいというデメリットがあります。

アミノ酸シャンプーの見分け方

先程と同じく水の次の5種類程度に以下の表記の成分があると、それはアミノ酸系の界面活性剤です。

「ココイル…」

「ラウロイル…」

アミノ酸系界面活性剤は適度な洗浄力があり低刺激というメリットがありますが、高価であるというデメリットがあります。石油系界面活性剤よりも若干泡立ちにくいのも特徴の1つです。

アミノ酸シャンプーも様々

アミノ酸系界面活性剤を含んだシャンプーを、ここでは「アミノ酸シャンプー」と述べます。アミノ酸シャンプーとうたったシャンプーの中には、アミノ酸系界面活性剤が高価なことからごく僅かしかアミノ酸系界面活性剤が含まれていないものもあります。