日焼け止め、正しい量を使えていますか？_スキンケア大学

日焼け止め、正しい量を使えていますか？

日焼け止めの適切な使用量

数値の測定方法は「国際SPF試験法」で定められています。その試験方で注目すべきなのが使用量です。

規格では1平方cmにつき2mg塗ることとされています。

これをお顔に塗るとなると、どのくらいの量が必要なのでしょうか？

お顔全体を覆うシートマスクはだいたいの面積が300～400平方cmくらいで作られているそうです。シワや凹凸があると考えると400平方cmくらいと考えられると思います。

そうすると2mg×400平方cmとなりますので800mgつまり0.8gの日焼け止めを1回で使うことになります。

0.8gというと、柔らかいテクスチャーの日焼け止めで500円玉大を手の平に出した量。とても手の甲に出すようなことなどできない量です。

以前のコラム「化粧品を効果的に使用するために必要な知識」にも書いていますが、今使っている日焼け止めの総量を使用量0.8gで割ってみると何日分かがわかると思います。

だいたいチューブに入った日焼け止めクリームの平均は30gくらい、乳液状のボトルタイプなら60～80g程度の内容量だと思います。つまりクリームタイプなら37日、乳液タイプなら75日で使い切る量です。これがお顔に1回で使う場合ですから、塗り直しや首デコルテまで使った場合、ボディに使用する場合はもっと早く使い切る計算になると思います。