2015年9月12日 星期六

保湿しても解決しない、冬の乾燥肌のお手入れ方法6つ_スキンケア大学

保湿しても解決しない、冬の乾燥肌のお手入れ方法6つ

保湿ケアだけでは解決しないワケ

秋冬になってお肌が乾燥する理由は、湿度が低下する上に室内は暖房が効いていて乾燥した空気の中で過ごすのも一つですが、もう一つ大きな原因があります。それは、汗をかかないことです。実は汗にはお肌のうるおいをキープする上でとても重要な役割をしていることが分かっています。エジプトのように空気が乾燥していても気温の高い地域では、日本の冬のように乾燥肌に悩まされる人はあまり多くありません。
つまり、日本の冬は空気の乾燥と、気温が下がって基礎代謝が低下し汗をかきにくくなるダブルパンチで、保湿を強化しても解消されないやっかいな乾燥肌に悩まされるのです。

汗は美容成分の宝庫

汗にはお肌のうるおいをキープするために重要な3つ成分が含まれています。
一つは尿素。尿素はお肌の中で水分を保持するスポンジのような役割をします。もう一つがミネラルで、微量なカルシウムやマグネシウム、カリウムなどが含まれます。「毎日温泉に入る人のお肌がキレイ」などと言いますが、これも温泉に含まれるミネラルのおかげで、中でもマグネシウムは肌内部のセラミドの合成を促進すると言われています。
最後は乳酸で肌表面を弱酸性に保つ働きをします

肌機能の改善は弱酸性から

pH(ペーハー)7が中性で7より小さいと酸性で、7より大きいとアルカリ性となり、正常なお肌のpHは4.5〜5.5の弱酸性です。
健康なお肌は4週間〜6週間の周期でターンオーバーをしていますが、このターンオーバーは古くなった角質が肌表面から垢となって剥がれ落ちることでスタートします。
角質は垢として剥がれるまでは、お肌の水分を閉じ込めるバリア膜としての重要な役割がありますので、その役割を果たしている間は角質同士が鎖のようなもので繋がれて剥がれ落ちないようになっています。
ところが肌表面のまで押し上げられて弱酸性の信号を受けると、この鎖が切れる仕組みになっているのです。逆を言うと、肌表面が弱酸性でないと鎖が切れずに古くなった角質が残り、ターンオーバーは遅くなって行くのです
そうするとお肌の水分を閉じ込める機能が低下しはじめ、うるおいを失ってカサカサしたり灰色の角質が厚くなることでくすみやすくなります。最近では年齢とともに肌表面が弱酸性から中性に傾いてくることも分かっていて、老化の原因の一つとも言われています。
キレイなお肌を維持するためには、弱酸性を保つことがとても重要なのですが、汗をかかなくなると弱酸性が保たれにくくなります。例えば、固形石けんなど弱アルカリ性のもので顔を洗っても正常なお肌は1〜2分で弱酸性に戻ります。この弱酸性に戻しているのが汗に含まれる乳酸なのです。

冬のお手入れのポイント

ここまででお分かりいただけたように、冬の乾燥肌と汗には重要な関わりがあります。保湿ケアと併せて、おすすめのお手入れ方法をまとめます。
1)体を動かしてじんわりと汗をかくことを習慣にする
2)体を冷やさないようにする
3)辛いものを食べて発汗を促す
4)お風呂に入るときは洗顔を先に済ませ、入浴後は洗い流さない
5)スキンケアでは弱酸性の化粧水などを多めに使う
6)洗顔の最後に2Lに対して小さじ1/2程度のにがりを混ぜたぬるま湯ですすぐ(マグネシウムの補給)

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