2015年9月26日 星期六

今から始める!生涯ビューティプラン_田島えり子[スキンケア大学]

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7の倍数と女性ホルモン

「女性の身体は7の倍数の年に変化する」
テレビCMでもおなじみのこの考え方は、2000年以上も前の中国の書物に書かれたものだそう。
・乳幼児期を終える7歳
・初潮を迎え、女性として発育する14歳
・月経周期が整い、女性らしい体つきができあがる21歳
・身体や子宮の機能がピークに達する28歳
・お肌の衰えや毛髪の変化を感じはじめる35歳
・白髪がまじり、子宮や卵巣の機能にも衰えがみられる42歳
・閉経を迎え、子どもを授かることができなくなる49歳
なるほど、思い当たる節がありますよね。
実はこれ、女性ホルモンの分泌量の変化にそのまま当てはめることができるのです。
今回はこの「女性ホルモンの変化」を「人生の節目(ライフサイクル)」の中で見ていくことにしましょう。

女性ホルモンとライフサイクル

女性が初経を迎えるころから分泌しはじめる女性ホルモンは、卵巣の機能が成熟する20歳ごろから30代前半にピークを迎えます。この時期は、忙しく仕事に打ち込む人も多いと思いますが、生物的には妊娠や出産に一番適している時期。
30代後半になると女性ホルモンの分泌量も低下し、妊娠する力も徐々に衰え始めます。そして、 50歳くらいには多くの人が「閉経」を迎え、女性ホルモンの分泌量も限りなく少なくなってしまいます。
女性ホルモンの分泌が減るとすぐには適応できない脳がパニックをおこし、心身に様々な不調をもたらすことが。これがいわゆる「更年期障害」。更年期障害は閉経をはさんで前後10年くらいの「更年期」に起こる症状ですが、最近では30代後半くらいからよく似た症状に悩まされるケースが増えているのだそう。背景にあるのはやはり、不規則な生活やストレスです。
閉経後10年くらい経つと体調は安定しますが、今度は骨粗しょう症や動脈硬化などが現れます。これは骨や血管を守ってくれる女性ホルモン(エストロゲン)のお守りが外れるから。女性ホルモンの恩恵にあずかれない更年期以降にはさまざまな生活習慣病が発生しやすくなるのです。

女性ホルモンのサイクルは肌サイクル

また、女性ホルモンの変化のサイクルは、お肌の変化のサイクルでもあることを覚えておくと、その時々に必要なケアを理解しやすくなります。
ここでも「7の倍数」で見ていきましょう。
まずは21歳。この時期は正しいスキンケアと生活習慣を確立することが大切。まずはスキンケアの基本である保湿とUV対策をしっかりと
28歳はお肌の変化を感じ始める時期。お肌に個性も出てくるころなので毎日のお肌をよく観察し、自分の肌質に合ったお肌との付き合い方を見極めていきましょう。内外ともに抗酸化ケアや美白ケアなどを意識しはじめて。
乾燥やくすみなど目に見える変化が気になり始める35歳からは保湿をグレードアップし、正常な肌代謝を促すケアを。プレ更年期などの症状に悩まされることもあるのでライフスタイル全体をもう一度見直し、ホルモンバランスを整える生活ができるといいですね。コラーゲンの生成やキメ細やかな肌のためにも食生活や生活習慣は大切です。

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