2015年10月22日 星期四

ヒートショックプロテインという魔法_HSP5.~HSP8._美的

ヒートショックプロテインという魔法_HSP5.~HSP8._美的

HSP5.マイルド加温でHSPが増える!

体をあたためるだけでどんどん増える

マイルド加温でHSPが増えると体調が改善!
HSPは、さまざまなストレスで増加するけれど、それに伴うダメージが大きいストレスを与えるのはナンセンス!「最も簡単で、効率が良く、安全なのが『熱』なんです。HSPの増量を促す温度は40〜42℃とマイルドなので、私たちが毎日入るお風呂の温度とちょうど同じくらい。お風呂を上手に利用すれば、自分で簡単にHSPを増やせるんです」(伊藤先生)
〝マイルド加温〞で体が温まると、HSP増量に伴って、プラスの効果もめじろ押し!「近ごろの女性に多い冷えやむくみ、低体温も改善されますよ。体内の代謝をつかさどる酵素が最もよく働く体温は37℃前後。体温が上がれば代謝が活発になり、脂肪も燃焼しやすくなります。血流も良くなるので、老廃物の運搬もスムースに。脳内の幸せホルモン〝エンドルフィン〞が出て疲労感が和らぐといった効果も期待できます」
また、HSPは美肌にも関与。「HSPにもいろいろな種類がある中で、肌と密接に関わるのはHSP47。コラーゲンの合成を促進することが報告されています」

HSP6.ダメージの予防も修復もHSPにお任せ!

トマトも温めると鮮度長持ち
ダメージの予防も修復もHSPにお任せ!
「HSPの量は全身に流れる血液を採血して測定します。入浴によるマイルド加温で全身を温めれば、ほとんどの臓器の細胞のHSPが増加し、〝傷害たんぱく〞を見付け出して修復してくれます。しかも、あらかじめHSPを増やして、いつストレスが襲いかかってもOKな状態を作っておけば、いざというときにダメージが小さく、回復も早い。HSPはどんなストレスからも細胞を守ってくれるガードマンであり、レスキュー隊なのです」
トマトも温めると鮮度が長もち!
「赤くなる前のトマトを42℃のお湯で24時間加温した所、非加温のトマトに比べて、熟成するのが遅く、長もちしたという実験結果があります。つまりHSPはトマトの細胞でも増加。HSPが野菜の長もちをサポートすることがわかりました」(伊藤先生)


HSP7. 元気な体を支えるのは健康なたんぱく!

「私たちの体の成分は60%が水で、それ以外はほとんどたんぱく質。体内には60兆個の細胞が存在し、その中にはたんぱく質が詰まっています。髪の毛や爪、皮膚、筋肉、ほとんどの酵素、一部のホルモンなど、体の中には、それぞれに特有の働きをもつたんぱくが約10万種類以上もあるといわれています。よって人間の体が何かストレスを受けると、真っ先に傷付くのがたんぱく。つまり、健康な体は、健康なたんぱくがあってこそ成り立つのです」(伊藤先生)

HSP8. HSPは、ストレスを受けた傷害たんぱくの修理屋さん



「元気な細胞の中にある〝正常たんぱく〟はキレイな折り畳み構造をしています。それがストレスを受けると、構造に異常が起こり、変形した〝傷害たんぱく〟同士がくっついて凝集したりもします。そうなると、たんぱく質は正常に機能できなくなって、最終的には細胞が死んでしまいます。その惨事を食い止めるのがHSP。原因となるストレスがなんであれ、どんなタイプの異常であれ、細胞内の〝傷害たんぱく〟を見付けてはせっせと修理して、〝正常たんぱく〟に戻します。体のあらゆる部位にある〝傷害たんぱく〟を修復するため、徐々に体調が整っていきます。また、傷害がひどくて修理不能なたんぱくを、すみやかに分解するのもHSPです」(伊藤先生)



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