2015年11月15日 星期日

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.18(2011年12月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.18(2011年12月号掲載記事)_beasup

成分名を知る者が肌トラブルと無縁でいられると心得て!


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賢い美容フリークなら最低限の成分名を覚えて

皆さんは、毎日のスキンケアに使う化粧品をどうやって選んでいますか?「何となくお店で見て良さそうだったから」という人が多いですが、そういう選び方で良いのでしょうか。

肌の悩みを解決するためには、きちんと成分で選びましょう。それにはまず、肌の仕組みを知ることが必要になります。
肌トラブルはどうして起こるのかそれにはどういう成分を使うと良いのかを知りましょう。「成分は難しくてニガテ」などと言って逃げていてはいけません。ただ「成分を」と言われても分からない人が多いと思うので、メジャーなものをいくつか解説したいと思います。
まずは、乾燥肌について。乾燥には水分をキープする保湿成分が必要です。ヒアルロン酸やセラミドなどの、保湿成分を含む美容液を使いましょう。「乾燥するから化粧水をたっぷり」などというやり方では、乾燥肌から抜け出せません。乾燥するのは水分そのものが足りないのではなく、水分を肌にキープする保湿成分が足りないのです。

美白・毛穴ケアも正しい成分を選んでる?

次に、シミが悩みの人は何を使ったら良いのでしょう。もちろん美白成分が必要です。美白ラインの化粧品というものがよくありますが、ラインの中のアイテムすべてに美白成分が入っているとは限らないのです。どのアイテムに、何の成分が入っているかを確認して購入しましょう。
美白成分を高濃度に含むのは、通常は化粧水よりも美容液やクリームであることも知っておきましょう。アルブチン、甘草エキス、コウジ酸などが代表的な成分です。

毛穴の悩みも多いようです。毛穴の詰まりは角栓によるもので、これを分解して取り除くには、プロテーゼ酵素などを含む、酵素洗顔料が良いでしょう。また毛穴の開きには、ビタミンC誘導体を含む化粧水が有効です。ビタミンCはコラーゲンを増やして毛穴を引き締め、また皮脂を抑えて毛穴が目立つのを防ぎます
“毛穴引き締め”とうたう化粧品は多数ありますが、単にスーッとして皮膚温を下げるだけのものが多く、そういうものだと引き締め効果は1時間も持ちません。ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビルなどと表示されたもの)を選びましょう。

photo by aldehyde
小ジワや目元のクマには、レチノール配合の美容液がおすすめです。どちらもコラーゲンが減り、皮膚が薄くなることで目立ってきます。コラーゲンを増やす効果が最も高いのはレチノール(ビタミンAの一種)です。お店に並ぶ“モチモチ”“プルプル”などの化粧品の宣伝文句に、つい乙女心が動きますが、冷静に成分で見極めましょう。

解決策1宣伝文句だけでなく裏側の成分を見る!
解決策2どの悩みにどの成分が有効か覚えて
解決策3シリーズ全部に同じ成分入りとは限らない

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