2015年11月15日 星期日

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.19(2012年1月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.19(2012年1月号掲載記事)_beasup

動いている自分”を研究するのが美人への近道!


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巷の化粧水に関する説は有効じゃない!?

スキンケアアイテムの中で、あなたは何を重要視していますか?
「化粧水」、という人が多いのではないでしょうか。化粧水ほど女性に人気のアイテムはなく、世間には化粧水にまつわる俗説が飛び交っています。今回はそれらの俗説から、化粧水の意味を考えてみましょう。
俗説①化粧水は値段が安いものでもいいからたっぷりと…これは良く言われることですが、医学的に正しいとは言えません。化粧水がそのまま肌の潤いになるわけではないからです。化粧水の大半は水で、たくさんつけても蒸発してしまいます。よって、化粧水をつけた分だけ潤うというものではありません。

俗説②化粧水をつけてから油分でフタをすると良い…これは古い説で、実は油分でフタはできません。油分は化粧水などの水分を閉じ込める力はあまりないのです。
肌の水分を守るのは、油分のフタではなく保湿成分。肌の上ではさまざまな保湿成分が働きあって、潤いを守っていますが、中でも強力なのがセラミドです。セラミドが肌にたくさんあれば、赤ちゃんのような潤い肌になり、セラミドが減ると乾燥肌になるのです。
セラミドが減った肌に化粧水などの水分をたくさん与えても、ザルに水を溜めているようなもので、キリがありません。乾燥肌から脱却するには、保湿成分が入った美容液が必要です。

「水=潤い」のイメージを捨て成分で選ぶ

俗説③肌が乾燥する時は、化粧水を何度も重ねづけすると良い…これも同様で、保湿成分が不足した肌に化粧水を何度もつけても、時間がたつと蒸発してしまいます。濡れては乾き、を繰り返すことで、かえって乾燥を悪化させてしまうことすらあるのです。日中、肌が乾燥してきた時に化粧水のスプレーをするなどもあまり有効ではなく、保湿美容液をそっとつける方がおすすめです
それにしても、化粧水の人気は絶大です。水にはそもそもピュアで癒されるイメージがあります。澄んだ美しい水には、すべてを浄化してくれるような、そんな期待が湧いてきます。しかし水は、まさに“水もの”。水だけでは肌に留まることができず、こちらの期待に反して空気中にどんどん逃げてしまいます。水を逃さないためには、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分を併用する必要があるのです。
では、化粧水の役割は何でしょう。実は保湿ケアにおける化粧水の役割は、大きくはありません。ただし保湿以外の、例えばビタミンC誘導体を含む化粧水を使う、などは、美白や毛穴の引き締めなどに役立ちます。

解決策1“重ねづけ”“たっぷり”の考えは捨てて
解決策2油分でフタでなく保湿成分で潤い維持
解決策3化粧水を使うならビタミンC誘導体が◎

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