2015年11月11日 星期三

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.3(2010年9月号掲載記事)_beasup

吉木先生の銀座の皮膚科医本音のビューティレッスン Vol.3(2010年9月号掲載記事)_beasup

水分・油分のバランスが正しければメイク崩れは起こりません!


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ギトギト、カサカサ、あなたはどっち?

「異常に肌がテカるんです」、もしくは逆に「職場のエアコンで肌が乾燥するんです」という悩みが、この季節には急増します。

朝のバッチリメイクを1日死守するには、どうしたらよいのでしょう。
まず、ファンデーションの性質を知りましょう。タルク(粘土質)などの粉に、酸化鉄や色素で色をつけ、さらに油分や水分などを加えてのびやすくしたものがファンデーションです。そしてメイクがきれいにのるか崩れるかは、油分と水分のバランスにかかっています。粉と水分と油分のバランスは、お菓子作りのそれに似ています。
皆さんは、クッキーを作ったことがありますか?

小麦粉と、バターなどの油分、また、卵などの水分を含むものを混ぜ合わせていきますよね。粉が油と水分を吸って、バランス良く混ざれば、滑らかな生地になりますが、油分が多すぎるとダラッとだれやすくなります。逆に適度な水分がないと、パサついた生地になりますよね。

ファンデーションの粉も同様です。ある程度は油がないとのびないのですが、油が過剰になると急にベタついて溶け出します。また、乾いて水分がなくなると、ひび割れたりするのもクッキー生地と同様です。

水分多め、油分少なめがツヤメイクキープの極意

朝メイクした時から、顔の上では時間と共に皮脂が出て、反対に水分は蒸発していきます。だから朝のメイクは、水分多め・油分少なめに仕上げるのがコツなのです。
水分多めに仕上げるには保湿美容液、できればセラミドかヒアルロン酸配合のものをたっぷりつけますつけてすぐにメイクをすると粉がダマになるので、15分くらい時間をおいて、肌にしっかりなじんでからメイクをしましょう。

また、油分少なめにするには、どうしたら良いのか?それは、下地クリームなどをばっちり塗り過ぎないということが重要。クリームを控えめにし、自分の皮脂が出てきて“天然の下地”のようになるのがちょうど良いのです。皮脂が過剰に出る場合は、“ビタミンC誘導体(リン酸アスコルビル)”配合の化粧水をはたいておくと、皮脂をある程度抑えてくれます。

それでも崩れてきてしまったら、皮脂はあぶら取り紙などで優しく抑え、上から粉をはたきます。乾燥する部分には保湿美溶液を、メイクの上からそっと手でのせるようにつけます。途中で足すことを考えるより、朝しっかり保湿美容液でガードしましょう。

水分と油分のバランスを整えて、しっとりツヤツヤのクッキーフェイスを1日中キープしましょう!

アドバイス1
テカって崩れるなら油分が多すぎ!
アドバイス2
乾燥する原因は、メイク前の水分不足!
アドバイス3
“水分多め・油分少なめ”を合言葉に

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