ラメラ構造とはなんなの?
ラメラ構造というのは一言でいうと、肌の表面の角質細胞の間を埋めている水と油がミルフィーユ状になった構造のことをいいます。
表皮の角質細胞というのは、核のないいわゆる「死んだ細胞」がレンガ状に並んでいるのですが、そのレンガの間を水分と油分が層になってうるおいを保っています。この油分のうちの約50%がみなさんもよくご存知の「セラミド」です。
敏感肌の方やアトピーの人の肌を見ると、このセラミドが劇的に少なくなっていることが多いのです。そうすると、このラメラ構造が健康な肌に比べて薄くなってしまい、うるおいが保てず外部刺激を受けやすくなってしまうんですね。
れまでのスキンケアの常識としては、化粧水でうるおいを与えて、クリームや乳液などでフタをするという考え方が一般的でした。でも、ぷるぷるモチモチ肌の見本と言ってもいい赤ちゃんのお肌は、実は皮脂がとても少ないんですよ。成人の約3分の1程度の皮脂量なんです。
000年ごろから現在にかけては細胞間脂質、ラメラ構造の研究が進んでいます。ラメラ構造が肌バリア機能の80%を占めているので、これを補うことは肌トラブルのすべての元凶ともいえる「乾燥」対策には欠かせないことなんです。
沒有留言:
張貼留言