金属&香料アレルギーの対処法

金属アレルギーは自分でもわかりそうなもの。特定のネックレスをつけるとかゆくなること、よくありますよね。

「多いのはニッケル。安価なアクセサリーによく使われていますが、身に付けるものだけが発症の要因じゃないんですよ」(野村皮膚科医院の野村有子先生)


「歯の詰め物で使った金属がアレルギーを起こすこともありますし、実は食品にも金属は含まれています。ニッケルは豆類や玄米、キャベツやほうれんそう、海藻類にも入っています

「食べる量が多ければ体内から汗へと分泌され、症状を起こすこともあるんですよ。キャベツが好きで、毎日半分食べていた人がニッケルアレルギーを発症したケースもありました。キャベツを食べる量を減らしたら、すぐ治りましたけれど」

侮ることなかれ! 香料アレルギー

まさか?! と思うものがアレルギーを起こすことは他にもあるんですか?

「最近、女性に増えているのは香料アレルギーです。最近の洗剤や柔軟剤には、かなり香料が使われていますよね? 香料のついた衣類が直接肌に触れることで、かゆくなったり、かぶれたりする人が増えています。衣類の刺激のせいと思う人もいますが、香料に反応してしまっているんです」

いまどきは、衣類の香りづけに柔軟剤を愛用する女子も多いものねぇ……。

「香料アレルギーとわかれば、直接肌に触れるインナーだけは無香料の無添加石鹸系洗剤で洗うなど、洗い分けを勧めています。『石けん』の洗剤は口に入れても大丈夫というほど、肌の弱い人でも安心して使えますよ」