すっぴん美人は、夏風邪知らず？夏風邪対策レシピ_スキンケア大学

すっぴん美人は、夏風邪知らず？夏風邪対策レシピ_スキンケア大学

免疫力を高める栄養素たち

免疫はウイルスや細菌などを攻撃して排除する機構のことですが、免疫力を高める栄養素は、どれか一つが欠けてもいけません。なかでも特に、ビタミンC、ビタミンA、タンパク質は免疫を高めるためには欠かせない栄養素です。

免疫のかなめビタミンC

ビタミンCは免疫機能を担う白血球のひとつ好中球の自走能を高めるため、免疫力の向上により有効です。また、抗ウイルスタンパク質（インターフェロン）の分泌も促進します。インターフェロンはウイルスに感染した細胞から分泌されることで、まだ感染していない細胞の抵抗性をUPさせます。またインターフェロンは白血球のひとつであり、ウイルスに感染してしまった細胞を攻撃するナチュラルキラー細胞の活性化にも働きます。

さまざまな免疫機能を活性化させるのがビタミンCですが、体内に長時間蓄えておくことができません。1日3食＋αで、こまめにビタミンCを補給することが大切です。

免疫のとりで！ビタミンAとタンパク質

粘膜の強化も風邪の予防には有効です。鼻腔の粘膜・粘液・線毛鼻や口、のどは外の世界とつながっていて、チリやほこり、ウイルスなどから体を守る必要があります。粘膜の強化と粘液の材料は、タンパク質とビタミンＡが欠かせません。

また、免疫反応の担い手として体の中で作られるのが抗体です。たとえば免疫対策として風疹などの予防接種をすると、からだの中に「抗体」とよばれるタンパク質ができます。この抗体がこれから侵入するウイルスと闘ってくれます。材料となる十分なタンパク質がからだの中にないと抗体が作れません。これからの季節、夏風邪予防のために、ビタミンC、ビタミンA、タンパク質は欠かせません。

だから、すっぴん美人は夏風邪知らず！

それもそのはず、ビタミンC、ビタミンA、タンパク質は、皮膚を丈夫にし、皮膚の新陳代謝を促進させ、コラーゲンの合成に欠かせない栄養素です。風邪予防にも必須の栄養素ですが、美肌にもおすすめの栄養素なのです。

これらの栄養素が満たされていれば、夏風邪知らずで、さらにすっぴん美人が手に入るということ。夏風邪だけでなく、夏バテや食中毒の対策にも効果的です。ウイルスや細菌、暑さに負けない体づくりは、栄養補給からはじめましょう。

夏風邪予防とすっぴん美人のための食材

ビタミンC
赤ピーマン、黄ピーマン、パセリ、芽キャベツ、レモン、ピーマン、ゴーヤ、明太子など

ビタミンA
鶏肉レバー、豚肉レバー、うなぎの肝、ほたるいか、うなぎ、銀だら、牛レバー、鶏はつなど

タンパク質
いわし、たらこ、あじ、まぐろ、いわし、さんま、卵、鶏ささみ、たらこ、いか、しらすなど

暑い夏は、体にとてもストレスです。暑さに対応するために体はストレスホルモンの合成には、ビタミンＣやタンパク質が欠かせません。暑い夏はただでさえ、そうめんや冷やしうどん、そばなど冷たくてのどごしのいい食事になりがちですよね。だからこそ、夏は免疫力が低下しがちで、夏風邪は治りにくいといわれています。

暑くて食欲がなくなるのもわかりますが、美容のためにも、免疫力UPのためにも、栄養補給をするための食事を意識したいものです。